五〇四:熱や冷たさ、幸いや災いが
    ある者の影に触れたとて
    その影とは別の本人には
    何も影響を及ぼせないでしょう



詩句五〇四【覚書】:★《その影とは別の本人には、何も影響を及ぼせないでしょう》「影」とはウパーディである心やブッディなどのこと。「本人」とはアートマンのこと。影は仮相であり、それに何が起こっても、本人であるアートマンには影響を及ぼせない。 参考:「この最高の自己は、無始であり、グナを離れ、不変であるから、肉体の内にあっても、行為せず汚されもしない」(BG13‐31)。